今日は、シュオブの短編「骸骨」の続きを、p.127の上から11行目まで、読みました。骸骨のトム・ボビンズが次第に人間に、元の生きた人間に戻っていく様子を見て、「私」は恐怖に捉えられます。普通の幽霊小説とはまったく逆の、この転倒性が、この短編の怖さの本質を成しているようです。ボウイ・ナイフが卓上に突き刺さった状態でのトランプゲームの描写は迫真的です。凝った表現、印象深く詩的な表現があちこちに出てくるシュオブの文章は冴えわたっています。次回で一応読了の予定です。引き続き予習をどうぞよろしく。