2018-06-06から1日間の記事一覧

今日は、シュオブの短編「骸骨」の続きを、p.127の上から11行目まで、読みました。骸骨のトム・ボビンズが次第に人間に、元の生きた人間に戻っていく様子を見て、「私」は恐怖に捉えられます。普通の幽霊小説とはまったく逆の、この転倒性が、この短編の怖さ…

今日は、ヴァレリー『ドガ ダンス デッサン』の断章「ロマン主義」を読みました。担当の方による詳しい説明がたいへん有効で、読解の細部を支えてくれました。小林秀雄はヴァレリーの文章をかなり自家薬籠中の物にしていることがわかります。基本は「メチエ…