今日は、前回のルソーに続いて、いわゆる前ロマン主義的な詩の例としてドリール師とアンドレ・シェニエの詩を紹介し、そこに古典主義からロマン主義への移行期の徴を読み取ったのち、一気に、1820年の代表的ロマン主義詩篇、ラマルチーヌの「みずうみ」をゆっくりと読んでみました。今、読むと、かなりベタなメロドラマですが、発表当時は爆発的な人気を得た作品です。感情の吐露と時間(永遠の現在)の意識が特徴的です。次回、もう少し、ロマン主義の作品に触れてみるつもりです。