今日は、フランス文学と美術というテーマによる三回シリーズの第一回です。「ポール・ヴァレリーレオナルド・ダ・ヴィンチ」という題で、お話させていただきました。ダ・ヴィンチからヴァレリーへの一方通行のいわゆる「影響」の話になりましたが、文章作家と芸術家との濃密な関わりを示す、ひとつの興味深い例は提供できたのでは、と思います。次回は、やはりヴァレリーを例に挙げて、美術館や芸術家とのつきあいについて、述べる予定です。