今日は、第31番「天職」の残りを読みました。第四の少年における放浪への憧憬、そして、「理解されざる者」というテーマは、『パリの憂鬱』全体に見られる詩人像、さらには、象徴主義一般における「呪われた詩人」像とも関連して、大きく広がる重要テーマではないかと思われます。関心のある方は是非、いろいろと調べて、共通テーマを持つ作品の輪を作ってみてください。次回は年明け1月6日です。今日は、新しいプリントを配りました。47番「マドモワゼル・ビストゥリ」他です(パリを歩いていると、こんな変な人と出会ったりもするのだ、都会ってのは面白いところだね、と、詩人は語っているようです)。さっそく少しだけ読んでみましたが、次回、また最初から丁寧に読みましょう。冬休みは短いですが、皆さん、それぞれの関心の方面で、大いに勉強を進めてくださることを願っております。どうぞ、よいお年を。