今日は「海辺の墓地」の第19詩節と第20詩節を読みました。先週と同じく、ローラーさんの注釈の読解をゆっくりと進めました。一部に、どうしてもよくわからない部分が残りましたが、le ver(蛆虫)が、死にまつわる否定的な形象として扱われているのではなく、むしろ逆に、生にまつわる肯定的な形象として積極的な存在イメージを与えられているということだけは確かであることをつかみました。注釈のp.221の冒頭数行の解釈がまだ落ち着きませんが、次回、そのあたりから、もう一度考え直してみましょう。