2018-10-31から1日間の記事一覧

今日は、スタンダール『赤と黒』から三つの場面を取り上げて、読解を試みました。ナポレオン主義者の若きジュリアンは一方でルソーの申し子でもあり、征服者のエネルギーと共に、平等主義的・共和主義的・革命思想をも備えた青年として造形されています。前…

今日は、ヴァレリーの1932年のマネ展カタログ序文「マネの勝利」の続きを、p. 1354の一番下まで、読みました。ボードレールとマネが、共に、近過去のロマン主義と近未来の写実主義の臨界点に位置した芸術家であり、二人の親近性はその臨界性にあり、二人の間…