2017-10-18から1日間の記事一覧

今日は、カミュの『異邦人』から第一部ラストシーン(アラブ人殺害の場面)と第二部ラストシーン(司祭を前にキレるムルソーの自由間接話法の場面)を読み、「距離感」を表現する「不在の文体」(バルト)を観察し、銃弾の追加四発の意味などを考えました。…

今日は、ヴァレリー『若きパルク』の299行目から324行目まで(第10節の第3パート)、読みました。省略符号が多く使われていますが、これはパルクの歩み(足跡)の形態的な擬態です。波と風の混じる風景を、流音を多用して表すのは音韻的な擬態です。ヴァレリ…