2017-10-11から1日間の記事一覧

今日は、セリーヌの『夜の果てへの旅』について、重要な箇所をいくつか抜粋して、解説してみました。崇高と郊外がキーワードでした。アルシードとモリーの天使的崇高性は哀切です。また、ランシーという郊外の街の名前の象徴性についても説明しました。セリ…

今日は、ヴァレリー『若きパルク』の280行目から298行目まで(第10節の第2パート)を読みました。涙に呼びかける場です。涙が生まれてくる過程を迷宮からよじのぼってくるイメージでさまざまに変奏しているのに加えて、音素が意味素を呼び、イメージが分娩の…