2014-12-17から1日間の記事一覧

今日は、フローベールの小説制作論について触れてから、小説『感情教育』の冒頭部を丁寧に読んでみました。前回、フローベールの小説は言わば小説の小説というメタ性が際立っているというようなことを申しましたが、この冒頭部もやはりそのよい例です。これ…

今日は、ヴァレリーの「パスカルの〈パンセ〉の一句をめぐる変奏曲」(雑誌初出は1923年)に付された註(1930年バランシエ版初出)の残りを全部、最後まで読みました。譲歩構文をたくさん並べれば並べるほど、最後に来るイイタイコトの一文のパワーが強くな…