2014-05-14から1日間の記事一覧

今日は、いよいよユイスマンス自身のテクストの読みに入り、56番の「ポンヌフ橋のセーヌ河」を、読みました。娼婦マルトがセーヌ河の欄干のテラスで不安な時を過ごします。彼女の目に映る事象のイメージは彼女の精神状態を反映して微妙なニュアンスを帯びま…

今日は、ヴァレリーの1937年の講演「デカルト」の続きで、p.800の上から13行目まで、読みました。哲学を言語芸術とみなし、思考の形式を重視するヴァレリーの立場が繰り返し強調されています。p.799の下のほうで、デカルトが人間的事象の現況の主な原因とな…