2013-10-09から1日間の記事一覧

今日は、先週の続きで、プルーストの『失われた時を求めて』から、マドレーヌ体験の続きの部分と、「見出された時」で開陳される文学論のところを、読みました。改めてテクスト場を観察してみると、最初の無意志的記憶の描写部分では「ふるえるtressaillir」…

今日は、プレイヤード版p.1176の上から5行目まで、読みました。p.1174からp.1175にかけての1930年の欄外注のテーマは、一言でいえば、物理学におけるイメージ(図形)の後退とシメトリー(数式)の前景化です。詩人ヴァレリーはイメージの後退という現状に寂…