2009-06-17から1日間の記事一覧

今日は、前回に引き続き、パトリック・モディアノです。小説『八月の日曜日』の一部を紹介しました。舞台はニースとパリ郊外マルヌ河岸です。マルヌ河岸で、主人公の「私」がヴィルクール夫人と話を交わすシーン、「ノワール」という単語が飛び交うところの…

今日は、断章3の終わり(p.31)まで、ひと通り読み終えました。諸芸術を考える上での基本的な「単位」あるいは「共通の尺度」としての「装飾」ornementについて語った部分です。ヴァレリーは13歳の頃から、オーウェン・ジョーンズの『装飾の文法』なる書物…