2009-06-10から1日間の記事一覧

今日は、パトリック・モディアノの『暗いブティック通り』の第24章と第25章を読みました。通りの名前がたくさん出てきますが、それらは、単なる場所を指示するものというよりは、小説の世界の登場人物として、濃密な存在感を主張しています。そう、主張して…

今日は、まず、断章1の補足として、1935年のフランス哲学協会でのヴァレリーの講演「芸術についての考察」から、1895年の『レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説』で説かれていた言わば「網膜主義」とでもいった基本姿勢の延長として捉えられる箇所、しかも、…