2008-10-29から1日間の記事一覧

今日はル・クレジオの初期の短編集『発熱』(1965)から、表題作の「発熱」と二番目の短編「ボーモンが痛みを知った日」の一部を紹介してみました。「発熱」の主人公ロックが、熱病にうなされて経験する「奇妙な旅」の部分は、細かく味わってみるに値すると…

今日は第17詩節。ローラーさんの注釈を丁寧に読むことに集中しました。注釈p.219の表現「稀に見る大胆な言葉遊び」は、直接的にはvaporeuse/poreuseの脚韻と、意味的な連関(vousという代名詞の消失がvaporeuseという語の意味に対応し、「私の存在」がporeus…