2008-10-22から1日間の記事一覧

今日は、まず、先週紹介したデュラスの『モデラート・カンタービレ』の中から「西日」の描写をいくつか抜き出して、解説してみました。話を交わす二人の影が壁に繋がって映り、それが黒い穴のようになった、という部分は特に不吉な感じがよく出ていましたね…

今日は『海辺の墓地』の第16詩節を読み、ローラーさんの注釈を精読しました。注釈を一字一句ゆるがせにせず、その意味するところを十分に考えながら、注釈者の思考に寄り添ってみる、という経験もなかなか重要で、着実な読解共有感覚を味わうことができると…