今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』第2部の第1節の残りを解説し、第2節の第4段落の終わりまで、解説しました。プルーストの読書論では、図書館や愛書趣味は排除される対象です。ただし、愛書趣味では、幼年時代フェティシズム的な愛情に満ちた読書は、条件法のもとで、肯定されます。第1部とは違う濃密なトーンは先を急ぐことを妨げますが、ここは心を落ち着けて、読んでいきたいと思います。では、また来週。