今日は、シュオブの短編「骸骨」のラストまで、読み終えました。骸骨のトム・ボビンズは怖くないが、肉と骨をもったトム・ボビンズは恐ろしいという、通常とは逆の、この転倒性が、じつに巧みなおかしみを産み出している、濃密な一篇でした。来週は休講です。次回は6月27日となります。短編集『黄金仮面の王』から、「大地炎上」を読む予定です。予習をどうぞよろしく。