今日は、ヴァレリードガ ダンス デッサン』の断章「デッサンはフォルムではない……」を読みました。ドガ文人の芸術批評を非難するために好んで引用したというプルードンの言葉の原典を担当の方に探していただき、ジャルティさんが脚注で引用している部分も含めて、確認することができました。やはり、原典にさかのぼって確認してみるといろいろなことがわかり、たいへん有益でした。ドガの言葉を出発点として、p.571ではヴァレリーの骨太な芸術論が展開されていました。単なるコピー屋との対照において芸術家を定義した力強い部分でした。それでは、また次回。