今日は、コンパニョン『文学の第三共和政』第28節の最後まで、解説しました。ランソンの弟子のリュドレールによって、文学史=スルス研究となり、いわば過激化したことと、スルスから作品へと展開する肝心な部分について文学史実験心理学も十分有効ではないところをフロイト精神分析が有効な説明を行いうるという可能性をコスチレフが1914年の段階で示したこと(へのコンパニョンさんの評価)を読み取りました。次回は第29節の前半を解説します。