今日は、ヴァレリー『若きパルク』の最終節となる第16節(465行目から512行目まで)を読みました。ハッピーエンドと言ってよい大団円でした。タナトスからエロスへ、墓のイメージから太陽のイメージへ。生きて、心臓の拍動を称賛する結末部は、「海辺の墓地」の「風が立つ、生きねば……」の一句と通じるところがあります。一年間、難解な長詩の読解にお付き合いいただき、ありがとうございました。皆さん、どうぞ、よい年末年始をお過ごしください。