今日は、シュオブの短篇『少年十字軍』の第3章「教皇インノケンティウス三世の語り」の最後まで、読みました。神への公式な語りから再びtutoyerの語りに戻り、教皇はみずからの切実な問いを発します。無垢な子供たちの十字軍は果たして奇跡なのか、教えてほしい、と。しかし、神は答えてくれません。神に仕えて一生涯をささげてきた教皇の苦しみ……哀切限りなしです。来週はギュイヨー先生の特別セミナーです。次回6月14日は第4章「三人の子供の語り」を全部読む予定です。予習をどうぞよろしく。