今日は、ヴァレリーの詩『若きパルク』の97行目から122行目まで、読みました。101行目と102行目の〈私〉に一定の対照性があることは確かですが、その対比もひとつの〈私〉のなかのことです。パルクの複合性として捉えておきます。次回(6月14日)は少なくとも148行目までは読む予定です。とりあえず172行目くらいまで予習をしておいてください。なお、予習の際は、文法的・語彙的な整合性を極力意識することが肝要です。定型詩の制約のなかで言葉がどのように結び合ってイメージの世界を築いているか、常に意識してまいりましょう。