今日は、第3章、権力の座につく歴史家たち、を読みました。ガブリエル・モノーとエルネスト・ラヴィッスについて、二人の人物像が活き活きと描き出されていました。方法主義を唱え、歴史学に新たな時代を開いた二人にも、次世代からすると、まだロマン主義的残滓があるらしく、否定されるべきものがあるようです。それにしても、次世代の非人称主義の代表二人(セーニョボスとラングロワ)について「ces tristes sires」と書かれているのはかなり強烈でした。次回は第4章と第5章を解説する予定です。では、また。