開講しました!

 今日は、前期の続きで、『序説』の後半部に入り、第20段落から第22段落の終わり(p.134の13行目)まで、読みました。世界には、規則的な組み合わせ(連続性/シンメトリー/周期性)が不規則にばらまかれていて、それらは、人間精神を導いてくれるという話でした。思考の仕事が最小で済む直線の話では、同質性や同一性の説明が少々トートロジックで難解でしたが、じつはこういうすっきりしない箇所そのものが、ヴァレリーの思考の生っぽさがしっかり感じられるという意味で面白いところです。では、また来週。