開講しました!

 今日は、初回のルーティン(授業概要、成績評価の方法などの説明)を終えたのち、文学史の方法と題して、ひとつの具体例をとりあげました。ボードレールの『パリの憂鬱』のなかの「駄目なガラス屋」が、エドガー・ポーの『天邪鬼』のポジティブな影響と、アルセーヌ・ウーセの『ガラス屋のシャンソン』のネガティブな影響のなかに置かれるテクストであり、文学史的には、いわゆるロマン主義から写実主義あるいは象徴主義への大きな転回点に置かれるテクストであることを解説しました。次回はフローベールの『ボヴァリー夫人』の話をします。では、また来週。