今日は、p.5の真ん中あたり、「その乞食をここに通すがよい、と、黄金仮面の王は言った」という一文まで、読みました。単純過去形にもだいぶ慣れてきたのではないでしょうか。仮面をかぶっていない人間の生の顔を、生まれて初めて見るであろう王の心中の不安はいかばかりでしょうか……。黄金仮面の王と素顔の(そして盲目の)乞食の聖(ひじり)の面会は果たしてどうなるのでしょうか。以下、次回。