今日は、先週、急ぎ足で読んだ部分について、参照資料を紹介しながら、詳しく復習しました。ヴァレリーの『若きパルク』の草稿はフランス国立図書館電子図書館ガリカ」で読むことができます。ジャルティも詳しく説明している草稿第一頁をプロジェクターに映し出して、細かく検討しました。このほか、グルックのオペラ「オルフェウスとエウリディーチェ」の一部を見て、「コントラルト」の声を聴いてみました。こうして草稿の肉筆を眺めたり、参照されているオペラを実際に見たり聴いたりすると、詩の誕生当時の環境が具体的に把握できるように思われます。次回も急がず、ジャルティの解説を読み進める予定です。