今日は、前回の復習をしてから、p.112の上から3行目まで、読みました。レオナルド的な精神を想像するとはどういうことか、ヴァレリーの試みの意義について述べられています。p.111では、『序説』の冒頭句が引用されていましたが、これは広い意味での文化受容論であり読書論ですね。また、対象の精神を想像するにあたり、その精神の「シンメトリー」を把握すべく、対象への想像的な「同一化」を図ろうとするところの記述にはとても興味深いものがあります。このテクストのテンションの高さは、たぶん、最後まで続くはずです。次回もジャルティによる解説の続きを読みます。予習をどうぞよろしく。