今日は、先週に続いてブルトンの『ナジャ』と『シュルレアリスム宣言』を、ゆっくり読んでみました。『宣言』のなかで称揚されている「不可思議なものle merveilleux」が、『ナジャ』で、実際に、ルポルタージュとして語られていると言えます。想像力の自由な解放を願うブルトンの文章は、私たちに励ましを与えてくれる部分が多いと思います。さて、次回はセリーヌの『夜の果てへの旅』を読みます。お配りしたプリントの予習をよろしく。