今日は、p.1179の下から3行目まで、読みました。人体や顔に対するレオナルド的精神の注意深い観察を語る口ぶりは、やはり、詩的エクフラシスのそれです。特に、プラタナスの木を人体との関連で描き出すシーンの上昇と下降の勢いの感覚、そして、人間の顔という仮面に演技をさせ、最終的には仮面を取り去ってすべてを告白させるという描写における、変化する目のイメージがそうです。しばらく前から続いた幸福なテクストはいったんここでおしまいとなり、以下、批評家ヴァレリーの言葉に回帰します。それでは、また来週。