今日は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説」の第四段落を、読みました。ヴァレリーは、完成した作品よりも作品の生成に、精神の仕事の結果よりもその運動の初期状態に眼差しを向けます。p. 1157の5行目の「相互的な媚態」とは「作者と我々のあいだの」それでしょう。8〜10行目の表現は、かなり強い言い方です。「我々」は作品の根源(生まれorigines)が「卑しいhumbles」のではと疑ったり、「正統な生まれではないnaturelles」のではと恐れたりする、ということです。次回(5月8日)は第五段落以降を読みます。