今日は、「レオナルド・ダ・ヴィンチ方法序説」の第1段落の読みの続きです。当面、1895年の初出と1938年の決定版テクスト(1957年のプレイヤード版は、「序説」と「注記と余談」の順番をクロノロジーに合わせて変えているほかは、この1938年の「著作集版」のテクストを基にしています)を比べ読みしていきます。テキスト・クリティックの基本的な身振りです。今日はさっそく決定版の誤植を特定しました。テクストの内容のほうは、非常にテンションの高い、想像力開発論がぐいぐいと展開されています。この調子でゆっくり読んでまいります。では、また次回。