今日は、「セミラミスの歌」の第5詩節の「肉体の打ち勝ち難い横糸」という表現をめぐって、ホワイティングさんの注釈をじっくり読んでみました。「アンヌ」では男の影が濃厚でしたが、「セミラミスの歌」では、特に冒頭部においては、男の影や性的なもののイメージが稀薄なのですが、どうもそうでもなさそうだということがわかりました。corpsは身体、chairは肉体と訳すと、この場合、すっきりするかもしれません。chairには多分に、「血」の「怪物たち」が生み出す「無秩序」な「ドラマ」が含まれているようです。というわけで、本文は第6詩節を読んだだけで終わってしまいました。次回どんどん進む予定です。予習をどうぞよろしく。