今日は、p.1266の14行目まで、読みました。哲学者は自分の思考をなんとかして言葉に固定しようと努力するが、言葉はその努力に応えることがない……。古来、すぐれた哲学者たちによって、さまざまな語が創造されてきたが、それらは文脈で決まる暗号だ、とヴァレリーは言います。ところどころ、難解な部分が残りましたが、言われていることのポイントは、哲学者と言語の関係にみられる困難さ、ということでしょう。終わりまでもう一息です。では、また来週。