今日は、「夕べの豪奢」の最終節の6行目(全体の85行目)まで、読みました。第10詩節で想像力の伸びやかな飛翔がピークに達したあとは、日没を迎え、闇となり、目に映る美しいイメージたちとの別れを経て、ついには「もはや見えなく」なります。闇がひたひたと寄せてくる感じを、水平線の世界分割や色彩の変化(青→白→黒)で巧みに語る部分(第11詩節、第12詩節)は難しいですが、印象深いところでもあります。さて、次回は、「夕べの豪奢」の残り十二行を読み終え、次の詩篇「アンヌ」の読みに入ります。予習をどうぞよろしく。