今日は、ヴァレリーの「レオナルドと哲学者たち」の続きで、p. 1264の8行目まで、読みました。一般には、たしかに、言語なしに思考はできないとされるが、しかし、さらに仔細に見れば、言語ではとらえきれない思考があることに気づく、とヴァレリーは言います。顕微鏡的拡大や時間の圧縮(きわめて短い瞬間を考えること)といった比喩的表現を用いつつ、思考が変化を本性としていることを指摘する文章には、詩的な味わいがあるように感じられます。だんだんゴールも見えてきました。あと数回で終えることができそうです。予習をよろしく。