今日は、「駄目なガラス屋」のテクストを最後まで、読みました。「花の鉢」が「私の戦いの武器」となってガラス屋を天罰のように垂直に襲います。ウーセイ宛の序文や、ウーセイの「ガラス屋の歌」を読んだあとで、この印象深いシーンについて改めて考えてみる時、ボードレールとウーセイとの文学的な立場の違いをここに投影することは、ごく自然な解釈だろうと思います。さて、次回は第10篇「午前1時に」を読みます。少しずつペースをあげていきますので、どうぞしっかり予習をしてきてください。