今日は、ポール・ヴァレリーの詩「海辺の墓地」についてお話しました。「海辺の墓地」については、東北大学出版会から出ている人文社会科学講演シリーズV「生と死への問い」に拙文を寄せました。今日の話も多くはそれに基づいています。難解とされる詩篇も、音やイメージに注意して味わってみるとかなり面白く読めることに気づいていただけたら幸いです。さて、この授業もそろそろ先が見えてきました。年明けの1月18日に筆記試験を行います。筆記試験の要領は以下の通りです。作品を読んでいることを前提にしておりますので、冬休みを有効活用してください。
 「19世紀後半以降のフランス文学のなかから関心のある作品を選んで、テーマを設定し、2000字〜2400字(解答用紙二枚程度)で論じなさい。資料等の持ち込みは不可とします。」