中間試験実施

 今日は、予定通り、中間試験を実施しました。辞書使用可の実力問題は6月6日付の「ル・モンド」電子版の記事からの抜粋です。以下、日本語による訳文を紹介しておきます。
 3月11日の地震津波から三カ月近く経った現在、原子炉を冷却しようと交代で働く作業員の安全が確保されているというには程遠い。福島原発を何度も訪れている愛媛大学公衆衛生分野主任の谷川武医師によると、「労働条件と、多くは寄宿舎での休息条件は改善された。しかし、それもきわめて一時的なもので、疲労回復に必要な睡眠の不足が事故を引き起こす可能性もある」という。谷川医師はこう分析する。「作業員たちはストレスを病んでいる。彼らは危険に直面しており、しかも、近辺に暮らしていた場合、近親者や家を失った悲しみを抱える人も多い。避難所にいる家族と共に暮らす場合でも、他の被災者たち――彼らの勇気を称えつつも、彼らが東京電力のために働いてきたことに批判的な人びと――から排斥されていると感じる人はかなり多い」。
 原子炉3号機と4号機の制御室で働いていた二人の作業員は、6月3日金曜日、年間250ミリシーベルトの限度を上回る量の放射線を浴びたことが公式に認定された。