開講しました!

 今日は第一回。成績評価の方法を説明してから、イントロダクションの説明をしました。テキストコピー(ヴァレリーの『ドガ ダンス デッサン』からの抜粋)を配付し、さっそく最初の数行分を、プロジェクターにテキストと辞書(『ロワイヤル仏和中辞典』とLe Petit Robert辞典)を映し出して、基礎的な文法事項や構文、単語(特に動詞)の用例や、発音など(プチロベールでは基本単語の発音が聴けます)をゆっくりと確認しながら、予習の仕方、テクストとの付き合い方の実例を示しました。次回からはみなさんに発音と訳を担当していただきます。毎回何度も当たりますので、ちゃんと予習をして臨んでください。では、また来週。
 追伸:今日の授業のなかで、plaire(このブログではアクサンは出せません。ご了承ください)の用例について説明したとき、プチロベール辞典に載っていたラ・ロシュフーコー箴言561番《Un homme a qui personne ne plait est bien plus malheureux que celui qui ne plait a personne. 》の意味を言おうとして、頭がパニックを起こし、ちゃんと説明することができず、すみませんでした……。冷静になれば何ということはなく、「誰のことも好きになれない(自分にとって誰も気に入らない)人は、誰からも好かれない(誰にとっても気に入らない)人よりも、はるかに不幸である」でした。「人間嫌い」は「憎まれっ子」よりずっと不幸だ、ということでしょう。この際、覚えてしまいましょうね。