今日は、パスカルの「パンセ」から、ブランシュヴィック版の分類で「神なき人間の悲惨」に属する断章をいくつか紹介したのち、有名な「考える葦」の断章の意味するところについて、大雑把ですが述べました。「パンセ」はキリスト教護教論ですが、断章に記されたテクストは、美しい比喩や説得的挿話に富んでいて、非常に面白いですね。興味を感じた方々は是非、読んでみてください。来週は、ラシーヌモリエールの演劇について、お話する予定です。