今日は、p.94の上から2行目まで読みました。パイドロスが建築家ユーパリノスの言葉を紹介している部分です。正確な思考がそのまま実行になる瞬間があり、考えることは成すことができる、とユーパリノスは豪語します。それから、ユーパリノスは、自分の建てたある小さな神殿が、実は、かつて愛したコリントスの少女の数学的なイメージであることを告白します。それを聞いたパイドロスは、そういえば、その神殿には、何かしら、女性の初々しい可憐さ、魅力的な人のハーモニー、魂を突くような感じが漂っているといい、結婚を祝う歌にたとえます。これを聞いて喜んだユーパリノスは、建物には三つあって、黙ったもの、語るもの、歌うもの、この三つがあるといいます。黙った建物は最低で、語る建物は、それが明晰に語る限りは良い建物である、といいます。では、歌う建物とはどういうものなのでしょうか。これは、来週の楽しみとしましょう。連絡です。テキストの続き部分をコピーしました。研究室の机の上に置いておきます。