前回の小テストの答案を返却して、ざっと解説。綴り字の読み方は時間をかけて少しずつ覚えていくしかありませんが、基本的な規則はなるべく早く覚えてしまうように努力していただきたいものです。それから、フランス語の数字1〜20をアルファベで書いてもらうミニテストをやりました。割とよく出来ています。やればできる。1〜9は20、30、40、50、60、80の1の位で反復され、10は70と90で、また、11〜19は70、90の1の位で反復されます。つまり1〜20は反復される基礎知識となりますので、この際、しっかり覚えてください。さて、今日の本題です。教科書p.16の練習問題を使って「形容詞の性数一致」の原理について、具体例で練習しながら、ゆっくり説明しました。性数一致という統一化現象は、いわゆる〈フランス語の明晰性〉を構成する大きな魅力のひとつだと思います。こういう法則的現象には、何かしら「美」に通じるものがあるせいか、受講生の皆さんの目の光が、いつも以上に、輝いていたように思います。性数一致、是非、味わってください。残り時間で3課の課題曲「子どもを抱いて」を聞いて、所有形容詞を説明したところで時間となりました。来週6月2日の私の授業は、研究室主催の講演会のため、休講とさせていただきます。次回、6月9日は小テストを実施します。歌詞を中心に、文法事項のポイント、数字の基礎などを復習しておいてください。