今日は、第19課、ピエール神父の話を読み終えました。勉強としては「単純過去形」に慣れるというのが課題でした。練習問題もサクサクと終えましたので、残り時間は、来週の期末試験の実力問題の予行演習として、今朝のル・モンド電子版から、ドイツの大富豪メルクル氏が、金融危機のあおりでグループ企業の業績が悪化したのを苦に自殺した、という記事を読みました。この授業では、教科書のプラスアルファとして、時々、フランスのリアルタイムの経済記事を取り上げて、皆さんと一緒に読んできました。去年10月以降、自動車会社のリストラ、個人年金の大幅な目減り、といった金融危機関係のニュース記事を取り上げてきましたが、ついに、大富豪の自殺というニュースに至ってしまいました。おそらくは歴史的な大事件である2008年秋米国発世界金融ショックの反響を、フランス語の勉強という形においてですが、法学部そして経済学部の学生さんたちと、記事を通して、持続的に確認できたことは、ゴールの見えてきたこの授業のひとつの大きな成果であったように感じております。さてさて、来週は、いよいよ期末試験です。テキストの試験範囲は第15課から第19課まで、ページでいうと、p.57からp.76まで、となります。教科書からの問題は辞書不可で20点、あとは、実力問題が辞書可で15点となります。追試はありません。体調を整えて必ず出席して受験してください。皆さんの最後の頑張りを期待しています。