今日は、最初に、先週の授業の終わりに配った世界的な株価下落をめぐる『ル・モンド』のニュース記事について、少しだけ解説を加えました。contagion de la crise a l'economie reelle(危機の実体経済への波及)などという表現はとても参考になりますよね(contagionという単語が持つ、病気が「伝染」していく感じをつかんでください)。それと、alors queという構文も、二つ紹介しました。「市場はいったん静まったかにみえたが、今日はパニック状態にある」とか、「ブッシュ大統領は長期的に経済は持ち直すことを確信していると言っているが、FRBバーナンキさんはアメリカ経済はすぐに持ち直すことはないと警告した」とか、いずれも対比を示す構文であることが、リアルなニュースの表現として読み取れるはずです。その後、テキストに戻って、今日は第12課の本文をゆっくりと読みました。一緒に朗読する際の皆さんの声のレスポンス、いい感じです。来週は、p.48の練習問題を片づけてから、第13課(日仏交流150周年)をやります。予習をよろしく。