開講しました

 いよいよ10月。新学期の始まりです。今日は「海辺の墓地」の全体の構成について、9月6日の「みやぎ県民大学」の資料を活用して、説明しました。細かく読む作業が大事であることはもちろんですが、全体の眺め、大きな流れを抑えておくということも大事です。細部だけだと何が何だかわからなくなるし、全体だけだと空っぽの骸骨の議論になってしまいます。細部と全体、両方、大事にしましょう。来週は、「海辺の墓地」の第13詩節から第16詩節まで、ローラーさんの注釈を参考に読む予定です。修士論文の執筆の追い込み時期でもありますが、注釈のポイントをまとめる訓練として、準備をよろしくお願いします。