今日はまず先週実施した中間テストの答案コピーを返却して、ざっと解説しました。問題そのものが易しかったので、全般に上出来でした。しかし、期末テストの実力問題はもう少し手ごわい本格的な記事を出しますので、覚悟を決めて、今から、構文把握力、総合的読解力を意識的に鍛える努力を怠りなきよう。それと、今度は教科書からの出題部分が多くなりますので、ふだんから予習をしっかりと。残りの時間はテキストに戻り、第4課「カンヌ映画祭小史」を読みました。p.14の二行目の78はどう見ても68の間違いですよね。それから、テキストの註の6番にも説明がありましたが、「ロシュフォールの恋人たち」と「シェルブールの雨傘」とがごっちゃになってしまった事実誤認がありました(この記事の作者は少しぼんやりしていたようです)。さて、今年のカンヌ映画祭パルムドールはフランス映画「クラス」(ローラン・カンテ監督)でした。多人種の生徒たちから成る教室風景を描いたドキュメンタリータッチの映画だそうです。原題はEntre les murs(「壁の中で」「壁と壁の間で」というような意味だと思いますが、たとえばentre quatre mursというと、部屋の中で、とか、牢獄の中で、という意味があります。そのあたりのニュアンスは映画を見てみればわかるのでしょう)。早く日本でも見られるといいですね。