期末テスト実施

セーシェル(プララン島)

 期末試験、お疲れ様でした。教科書からの問題、実力問題とも、全般に、よく出来ています。でも、まだ、ごく一部ですが、関係代名詞のquiの使い方を覚えていない人がいます(中間テストのときも、毎回の授業でも、いつも、よく出てくるので、確認していたはずですが……)。弱点は、1年次の教科書や、「クリック・ル・フランセ」で、確認や練習をして、是非、克服してください。では、2番の実力問題の解答例を示します。

 2020年までに、EU加盟国は、エネルギーの20%を再生可能エネルギーにすることを約束した。これらのエネルギー源は、例えば石油とはちがって、地下資源を枯渇させることがないし、気候温暖化の主因である炭酸ガスのような汚染ガスを排出することもない。それらは、例えば、太陽光、水、風といったものである。協定調印によって、EU諸国は、こうした重要な約束を定めた最初の国々となったが、そこには、特にアメリカ合衆国のような「巨大汚染国」に模範例を示そうとの意図がある。しかし、EU内部では、すべての国が意見の一致を見ているわけではない。たとえば、フランスの電力の大半は原子力によるものである。ところで、原子力は、汚染ガスは出さないとしても、「汚染のない」エネルギーではない。実際、それは極めて危険な廃棄物を産出する。フランスは、より少ない核エネルギーを使うための真剣な努力をしなければならない。

 ざっと、こんな感じです。全体の構文把握がどこまで出来るかが決め手です。普段の勉強でも、常に「構文」を意識するように努めましょう。さて、来週19日でこの授業も最終回となります。今日やったテストの採点済みコピーを返却して、少し解説した後、教科書の「第9課」(ジダンの話)を読みます。第8課は飛ばしますので、お間違えのないよう、予習をしてきてください。