中間試験の問題II解答

セーシェル(マヘ島)

 今日はテスト、ご苦労様でした。実力問題は欧州連合50周年に関する記事の全訳でした。辞書利用可とはいえ、かなり量があるので、やっぱり、実力が必要。あたりまえのことですが、日ごろの努力が大切です。でも、先々週にやった練習問題よりはずうっと易しかったのではないでしょうか?では解答例を示します。
 
 「ローマ条約とは何か。1957年3月27日、フランス、ドイツ、イタリア、ベルギー、オランダ、ルクセンブルクが、ローマで、ヨーロッパ経済共同体、すなわち、商品、人、知識が自由に往来・交換できる空間を創設することで、協定に調印した。
 具体的には、ローマ条約は何を変えたのか。ヨーロッパを面倒な手続きなしに旅行したり、他のヨーロッパ諸国で働いたり、学んだりすることができるのは、とりわけ、この協定のおかげである。また、共通通貨ユーロの起源にあるのも、この条約である。複数の国が互いに理解しあって、うまく機能していくためには、同じ法律を持つことも必要である。ローマ条約は様々な加盟国の諸々の法律の調整を行った。
 ローマ条約はこの50年でどう進展してきたか。欧州連合は6カ国によって作られたが、今日では、28カ国[記事では28となっていますが、もちろん、27カ国の誤りです(今井註)]を数え、ローマ条約のいくつかの側面はこの新たな規模にもはや適していないところがある。ヨーロッパ諸国が欧州憲法の制定を望んだのはそのためである。しかし、フランスを含むいくつかの国が憲法批准に反対した。」

 ざっとこんなところです。三回出てくる強調構文がわかれば、あとは日本語表現力の問題でしょう。全体的に、出来はいいです。来週、答案コピーを返却します。来週は第3課に入ります。これからペースを上げていきます。一回に一課の予定で進みますので、予習をよろしく。